「シンディ・ローパー 35周年記念 日本ツアー」2019.10.25 千秋楽リポート @オーチャード・ホール(渋谷)

シンディオーチャードアイコン 音楽
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ここ数年、

積極的にポップアイコンであり続けている大御所アーティストのライブに行くようにしています

jamさん、よくそれおっしゃってますよね

いつ活動をやめてもおかしくないレジェンドたちのライブ...

チャンスがあれば行ってみたい

私はよく知らない人が多いのですが

その気持ちはわかる気がします

「会える時に会っておく」ですね

ですね。

以下、私たちなりの渾身のライブリポートです

『CYNDI LAUPER 35th ANNIVERSARY JAPAN TOUR』と銘打たれた来日公演が2019年10月25日、渋谷オーチャードホールの追加公演を最後に幕を閉じました。

シンディローパーとしては4年ぶりの来日公演。
その千秋楽に運よく行くことができました。

ステージ前面にシンディの瞳が映し出された幕が「パーティはもうすぐ始まるよ」と微笑みかける。
会場の照明が落ちるとともに一転、幕裏のシンディのシルエットが浮かび上がる。

シンディシルエット

もう!

吹き出しました(すみません)

足軽兵にしか見えないシルエット

とってもチャーミングな人でしたね!

好き

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「シンディ・ローパー 35周年記念 日本ツアー」セットリスト

I Drove All Night「涙のオールナイト・ドライヴ」

黒のエナメル衣装にパンクヘアーないで立ち。

「ひと晩中、クルマを飛ばして会いに来たわよ」

と言わんばかりに、カラフルなライブは大ヒット曲から始まりました。

ポップなイメージが強い彼女ですが、今夜はロッククイーンといったドスの効いた演奏と歌声で観客の心をつかみます。

ほんとに66歳?

かっこ良かったです

She Bop

シンディのMC。

「今夜が最後の公演。だけどロックンロールに涙はいらない」「日本語でフライドチキンとチキンポットパイを間違える」

その間にステージにはドラムセットが1台追加されます。

シンディの「ワン・ツー・スリー・フォー!」の合図とともにドラムマシーンがリズムを刻みます。

曲の中盤、ツインドラムでドラムバトルが始まった。

センターでスポット浴びて力強い音を刻むのは、、、子ども?女の子?

私は知らなかったのですが10歳の天才ドラム少女YOYOKAちゃんでした。

テンションの上がる曲でしたね

YOYOKAちゃんはあとでもう一曲ドラムで参加します

会場全体が大盛り上がりした後・・・

ここでみいたさんにハプニングが起きます

それは言わないで!

All Through the Night

3曲目は一転、メロウなイントロで始まります。

みいたさんの大好きなというか、

貴重な数少ない知っている曲

日産プレサージュのCMソング!

好き

この曲はカバー曲。

ジュールズ・シェアというアーティストの曲なのですが、シンディがカバーして大ヒットしました。

過去を捨てて前を向いて、一緒に。

想い人に寄り添う歌です。

この名曲をみいたさんは、、、

ほんと、それを言ったらITですよ!

Hope

4曲目は乾癬患者に理解と希望を、との願いを込めた新曲。

シンディ自身も乾癬を発症したことがあります。

人目を避けたい。大きなストレスがあったはずです。

それでも彼女は
「快復していく私を、私たちを見て」と歌います。

The Goonies ‘R’ Good Enough「グーニーズはグッドイナフ」

映画「グーニーズ」のサントラ用に作られ、日本で人気の高い楽しい曲です。

シンディ自身はあまり好きな曲ではないと聞いたことがありますが、グーニーズって映画もファミコンソフトも日本で大人気でしたからね。

会場はステージバックに流れるMVをニコニコ見ながら一緒に歌っていました。

この曲の途中でみいたさん帰還

IT

I’m Gonna Be Strong

感傷的なメロディが流れます。

心が離れてゆく恋人に対して、辛い、けれど好きだからこそ縋って困らせたくない

そんな心情を静かに熱く歌い上げます。

曲最後のシンディの高音をキープしたままのロングトーン。

そしてさらに高く。

歌の上手さに会場が圧倒されます。

一拍の間をおいて会場は大きな拍手に包まれました。

Eventually

アパラチアン・ダルシマーを準備しながら「坂本龍一と一緒に作った曲です」と紹介された曲「エバンチュアリー」。

アパラチアン・ダルシマーとはアメリカ・アパラチア山脈地方の民族音楽で用いられた伴奏用弦楽器だそうです。ギターと琴を足して割ったような感じです。

すみません。

日本ツアー向けに組んでくれた曲だと思うのですが、この曲だけ少し退屈でした。

Shine

仕事、組織に疲弊しきっている私のような人間には染みる歌。

「わたしがそばにいる。あなたは絶対輝ける人なんだから」

シンディ、ありがとうございます

jamさん、涙をふいて

Money Changes Everything

ライブ本編、最後を飾るのはマドンナの「Material Girl」にも影響を与えたと曲(と勝手に個人的に思っている。なんなら浜田省吾の「マネー」にも影響を与えたとすら思っている)。

80年代らしいポップロックがオリジナルよりもさらに過激なギターとシンディのシャウトで披露されます。

盛り上がりましたねー

帰り道、mamamamamamama money ♪
って歌い続けてましたね。私たち

(アンコール)セットリスト

アンコールを求める手拍子の中、メンバー登場。

シンディが話します。

「米国のTVニュースをよく見ていました。
昔はニュースは「事実」を伝えているものと思って見ていたわ。
でも考えが変わったの。
メディアが伝えているのは「事実」ではなく誰かの「意見」じゃないかと。
誰かが私たちを誘導しようとしているんじゃないかと。
だから私たちは「事実」を見る目を持たなければいけなんじゃないかしら。
ま、そういう意見も私個人の意見なんだけどね。」

You Don’t Know

Left suppresses right
Right suppresses left
So what’s the left, and what’s right ?
You’re told what to wear
You’re told what to like
I’d be nice if you’d think for yourself sometime
But you don’t

左は右をたたき
右は左をたたく
だけど 何が左で何が右だというの?
「これを着なさい」
「これを好きになりなさい」と、あなたは教えられる
いつか、あなたが自分で考えられるようになるといいと思う
けれどあなたはそうはしないのよ

シンディにそう言われると胸が痛い

反省しかない私でした

Time After Time

シンディが再びアパラチアン・ダルシマーを手に取り演奏が始まります。

みんなが待っていた大好きな名曲のイントロに客席が固唾を飲みます。

シイディは独特のビブラートで語りかけるように歌います。

曲の終盤は客席も一緒になって大合唱に。

この曲の動画、3.6億回以上も視聴されているんですね

歌い継がれる名曲ですね

Girls Just Want To Have Fun「ハイスクールはダンステリア」

再び10歳の天才ドラム少女YOYOKAちゃん登場。

「この曲は絶対、あなたと演りたかったの」シンディがYOYOKAちゃんに話しかけます。

力強く頷く少女。

シンディの代名詞となったデビュー曲。

ホール全体が80年代のダンステリアにタイムスリップしました。

「あなた、ぜったいにドラムを続けなきゃダメよ」
と何度もシンディに言われ、コクコクと頷きながらYOYOKAちゃん退場。

10歳であのドラムってすごい

北海道からひとりで来たっていうのもすごい

この曲の動画も7.8億回以上再生されてるのもすごい

この曲もずっと歌い継がれていくんでしょうね

Not My Farther’s Son~True Colors

宴の終わりが近づくのを惜しむ気配がホール全体を覆います。

本当に楽しいライブは朝までやって欲しいと思わず願ってしまいます。

わがままですけど

「Not My Father’s Son」の曲中にもうひとりのゲスト奏者が登場。

この曲は2013年のトニー賞で作品賞を含む6部門を受賞したブロードウェイ・ミュージカル「キンキー・ブーツ」の一曲。
シンディはこの舞台の全曲を担当しています。

フリューゲルホルン奏者のtokuがトランペットよりも太く豊かで暗いといわれる音色を奏でます。

やがて「True Colors」に曲は変化します。

So don’t be afraid to let them show
Your true colors
True colors
Are beautiful like a rainbow

そう、それを見ることを恐れないで
あなたの本当の色
その色は
虹のように美しいのだから

カラフルな宴の最後は海の底のように、空の向こうの宇宙のように、蒼に染められた空間に染みわたる歌声で静かに終わります。

良いもの観ることができて私たちは幸せですね

はい、ありがとうシンディ!

まだまだ続きがあることを信じています


このライブのあとずっと電車の中で聴いていたのがシンディの35周年記念ベスト。

サラ・マクラクランとデュエットしている「タイム・アフター・タイム」だけでも買って損なしでした。

色褪せない名曲揃いのキャリアを再認識中です。

1983年にシーンに華々しく登場。楽曲の素晴らしさはもちろん、カラフルな髪やユニークなファッションで「自分らしさ」を貫くアーティストの先駆けとなったシンディ・ローパー15回目のJAPANツアーを記念した日本企画盤最新ベスト!
DISC1(高品質Blu-SpecCD2仕様)には、1983年~1995年に日本で発売されたシンディ・ローパーの全シングル曲(マキシシングルを除く)を、発売順にシングルVer.で収録!
更に、シンディがSony Musicより発表した全ミュージック・ビデオ(世界初DVD化10曲を含む全26曲)をDISC2(DVD)に収録した、究極のコレクション。
ブックレットには全シングル・ジャケット(ドーナツ盤/8cmCD盤)をCDジャケット・サイズで復刻再現して掲載したファン垂涎の決定盤ベストで、各曲がリリースされた当時の想い出や感動を、日本のファンが追体験できるパッケージになっています。

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