遂に始まりましたね!
無事に始まって良かったです。
jamさんは余計な心配していましたからねw
amazonのビデオ・オン・デマンド(VOD)サービスなので、何の障害もなく始まると思ってはいました。
でもたくさんの方が期待している話題の番組なのでやっぱり少し心配しました。拗らせてますねw
「なぎスケ!」2019年12月19日正午に無事スタート!
Amazonで全52話の配信が決定している「なぎスケ!」
初回はエピソード1~5まで一斉配信でスタートしました。
長寿番組だった「『ぷっ』すま」のMCコンビとスタッフが再集結です。
「やりたくない事はしない」というポジティブなのかネガティブなのかわからない信念をもつMC二人。
自由にさせるとすぐに手綱が緩み切ってしまう二人をどう遊ばせ、締めるのか?
緩すぎる空気なのに微妙にハラハラさせるバラエティが帰ってきました!
Amazonプライムに加入している方はこんなブログは読まずに、もうすぐに見てみてください。
バラエティ番組なのでレビューを書くつもりはなかったのですが、Amazonプライムに入っていない方もいらっしゃると思いますのでエピソード1を見た感想?を少しだけ書いてみたいと思います。
「なぎスケ!」エピソード1のティザー
草彅剛、ユースケ・サンタマリア1年9か月ぶりの再会を果たす!そんな2人は、しばらく会っていない間に起きた身に起きた出来事など、本音トークを繰り広げる!が、進行役がいない為、途中でグダグダな展開に…そして番組後半では、番組オープニング曲制作へ!草彅の即興ギターで大盛り上がりの2人!果たしてどんなオープニング曲が出来上がるのか?
エピソード1のオープニングは都会の片隅で美味しいカクテルをだす噂のバーテンダーのいる店で始まります。
そんな開店時刻前の噂の店にふらりと客がやってきます。
表情だけ見ると二人とも全く緊張感のない様子なのですが、実は結構緊張していたようです。
慣れないバーテンダーはたどたどしい手つきでシェイカーやグラスを扱っています。
客は5歳児とも呼ばれる天衣無縫さを完全に封印し、しっかり進行しなきゃと思っているのかこちらもたどたどしい言葉使いでバーテンダーに話しかけます。
「ユースケさん顔色良くなりましたね? なんか潤ってるし? そうでもないか!」
もうこの時点で相当おかしかったですw
ベテランMCコンビのはずなのにこの空気感。たまらないですねw
現代人がバラエティ番組を受け付けなくなった理由
個人的な話ですが、
ここ10年くらい、バラエティ番組が苦手になっていました。今も苦手なままです。
仕事が激烈に忙しく疲弊していた事もありますが、SMAPが解散してからは特にバラエティや歌番組を視聴し続ける事が苦行になっていました。
テレビといえば天気予報とニュース、スポーツ(プロ野球とJリーグ除く)の結果をチェックするくらい。
たまにBSで世界(日本含む)の山村や街番組を見るくらいです。
テレビの視聴時間が減る一方で手に入れたものは、静かなリビングで過ごす時間です。
これがとても快適だったのです。
レコードをかけてみたり本を読んだり、文章を書いたり。
家人や猫と話をしたり。
気まぐれに人気のバラエティ番組を見ようと試みたりもするのですが、5分ともたずにスイッチを切ってしまいます、、、その理由は。
五月蠅いのです。
平成になってからテレビで多用されはじめた演出方法が受け付けられなくなりました。
過剰なテロップとワイプ、効果音のせいで雑音にしか思えない。
とにかく視覚的にも聴覚的にも五月蠅いのです。
以前はそんなバラエティ番組を楽しんで見ていたはずなのですが。
なぜ許容できなくなったのか。
歳をとったから?だけではないと思っています。
環境の変化です。
昔と比べて、個人が消化して取り扱う仕事や情報の量は桁違いに増えました。
平成はまさに第三次産業革命の時期で、世の中はあっという間にデジタル化し、ITが急速に生活の中に溶け込み、今では片時も離すことのできない必須のものとなっています。
例えば20世紀の終わり、
雑学本なんてものが流行っていました。
数冊の雑学本を読んでほんの少しの知識を暗記している程度でお酒の席でも、仕事の席でもちょっとしたインテリジェンスを気取る事ができていました。
今は、
そんな雑学本で仕入れる情報はあっという間に陳腐化し、いつだって最新で詳細な情報が通信端末を持っているだけで手に入ります。
人々は膨大なテキスト・画像・動画をネットを介して共有し、常に情報の精査をしている時代です。
浅い知識のひけらかしなど何の自慢にもなりません。
暗記した知識よりも情報をどう扱うかの応用力でインテリジェンスが計られます。
仕事においても各種ツールやクラウドサーバの登場によりパソコンでビッグデータの取扱いが可能になり、一人当たりの生産性は飛躍的に向上することになりました。
IT黎明期の生産性と比べると一人で百人分の仕事をこなしている人も少なくないのではないでしょうか。
ついこの間までフロッピーディスクにデータを書き込んでいた時代があったなんて、今の子ども達には想像もできないことでしょう。
つまり私たちの脳は昔よりも段違いに膨大な情報の海に漬けられ、常に取捨選択と処理方法の検討を迫られているのです。
疲れもしますよね。
そんな時代に「雑音ばかりのバラエティ番組は不要なもの」と、脳が判断しても全く不思議ではありません。
脳はそんなものは欲していない。
昔のように脳にも時間にもゆとりのあった時代ではなくなっているのです。
どうして「なぎスケ!」は面白いのか?
どうして…
上でさんざんテロップなどバラエティの演出方法について批判しましたが、「なぎスケ!」でも同様にテロップが多用されています。
しかし、不思議と民放バラエティのように脳が拒絶する事はありません。
このMCコンビが好きだというのが一番の理由ですが、それだけではありません。
他のバラエティとの大きな違いがひとつあります。それは、
ツッコミがいないこと
MCの二人はそろってボケとボケです。
ボケといっても五月蠅いボケではなく、ユースケさんはすぐにラクな方になんとかルールを逸脱しよう頑張る「努力するナマケモノ」的なボケ。
草なぎ君はひとことで言うと無邪気というか、純粋な邪気しかない「真邪気」(純粋な邪気は無邪気に等しいと思っています)。自由にさせてもらえてただただ嬉しい「自由奔放な働きバチ」的なボケです。
通常のバラエティでは必ずツッコミ役の人が仕切るのですが、これが今のバラエティの演出では五月蠅いのです。
例をあげると、ツッコミ役のMCがボケ役の回答者に答えを求めて「ゆで卵」と答えるとしたら
回答者「ゆでたまご」…どっと笑う効果音
MC「ゆでたまごぉー?」…さらにどっと笑う効果音
テロップ「ゆ で た ま ご ?」…ナレーション付き
ワイプで大笑いするひな壇芸人「ゆでたまごってww」
いわゆる天丼というお笑い技法の一種なんでしょうけど…
もうウザい以外の何物でもないです
「なぎスケ!」にツッコミ役はいないんですね?
いえ、ちゃんといます
ツッコミ役がないとグダグダに崩れてしまいますから
「なぎスケ!」のツッコミ役は?
「『ぷっ』すま」の時もそうでしたが、それはテロップです。
バラエティ離れの原因にもあげたテロップですが、使い方さえ適切ならば本来は有用なものです。
エピソード1に話を戻しますが、
番組の冒頭でかっこよくシェイカーを振るユースケさんが、シェイカーの結露で手を滑らせて床に落とし、あたふたする場面。
すかさず、
テロップ「笑いの神様が。」
また「どんな趣味を持ちたいか?話し合おう!」というコーナーでは
テロップ「何故かやりたくない事 話し合う 後ろ向きトーク」
テロップが抜群のタイミングでゆる過ぎるふたりにツッコミを入れてくれます。
正直「なぎスケ!」でも不要なテロップが多いと思っています。
電車やバス移動中にスマホで視聴する人への配慮だとは思うのですが、それは不要だと思います。快適に視聴できますよ?
ビデオ・オン・デマンドの良いところ
番組で視聴者に一番見せたいシーンには「テロップやワイプは入れない」という決め事がかつてあったそうです。
余計な文字やワイプで視聴者への集中力を削いではならないためです。
炊事などの作業中、音がよく聞こえない時でも内容がわかるようにとの配慮でテロップがたくさん使われるようになったのだとは思うのですが、いつしか過剰演出となりテレビ画面を汚すだけの技法になってしまったのではないでしょうか。
そうなってしまったのは地上波テレビ局のオンタイムでしか番組が見られないという制約があったためだとも言えます。
「なぎスケ!」は配信番組です。
配信開始とともにオンタイムで早く見たいという欲求はもちろんありますが、本来はゆとりのある時に見れば良いのです。
地上波テレビ時代からVOD時代への過渡期という事もあり、意識がまだ追いついていない面もありますが生活スタイルの変化とともに自然とオンタイムに拘る必要はないと考えるようになるのだと思います(スポーツはできるだけオンタイムに見たいですけどね)。
そうなれば作業中のながら視聴もなくなるため、余計な演出やMCが始終大声で話を繰り返す番組などは自然と淘汰され、視覚にも聴覚にも脳にも優しい番組、もしくは知的好奇心を喚起する番組が長く生き残っていく事になります。
「なぎスケ」を演出されている飯山さんは「ながら見」を推奨されてるみたいですけど、ちゃんと見ますからねw
「なぎスケ!」の魅力をひとことで言うと
いい歳をした大人なのに。
身もふたもない言い方ですが、これに尽きます。
以下の画像は、わがまま放題なユースケさんの発言に大人なコメントを返す草なぎ君。
その草なぎ君に対して
草なぎ君の成長に目を細めているというよりも明らかに、
これ拗ねてますよね?
剛君は「『ぷっ』すま」時代に仕切ってくれていた大熊さんがいないので、しっかりしなきゃと思っての大人なコメントだったようですね。
次の画像は二人で仲良く?「番組オリジナルタイトル曲を作ろう!」のコーナー
大爆笑していますね
見てるこっちも爆笑です
腹筋いたい、、、
二人が大爆笑に至った経緯、見たいですよね?
いい大人が拗らせたり、無防備に大爆笑したり。
「なぎスケ!」は疲れた脳をほぐす時間になると思います。
好きな時間に自遊に愉しみましょう!
Amazonプライム会員になろうか迷っている方は是非!検討してみてください。
それとjamさん!
唐突ですが「台風家族」円盤化ですよ!
さすがに円盤化は難しいだろうと思っていたのに…
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