自己啓発

起業したらたった半年で行き詰った


Kindle版:起業したらたった半年で行き詰った

残念ながら楽天では売られておらず、Kindleのみの販売です。

【著者について】

シルクfactoryさんというのは会社のお名前なので、作中のミライさん→ミライ先生でご説明します。
ミライ先生は、会社員を経て似顔絵の名刺を作ることをメインに起業されています。
夫イチローさんが時に不安に・時に怒りを抱くほど、根拠のない自信と無計画さ。
結果、半年で行き詰まるという経験をされ…でも今は並々ならぬ努力をされ、似顔絵名刺で、しかも当初会社員だった夫イチローさんも一緒に働けるほど、会社シルクfactoryは無事お商売として成り立つようになっています(心配で続編の2冊を読みました)。

【ざっくりとした内容】

キラキラ病(成功本や自己啓発本に影響され自己実現を夢見る女性にみられる流行病のようなもの)を患ったミライ先生が、ビジョンをあまり持たずに起業し、周り(主に夫イチローさん)をハラハラさせながら、半年後には頼みの綱だった元職場の仕事も打ち切られて行き詰まるところまでを描いた作品。
啓発本が大好きな私にとって、とてもじゃないけど恐怖にかられるホラーな御本となりました。
だけどね、起業を考えている人こそ、こういった本を読むのが必要だと思う。

【オススメの章】
第六章 そして仕事はなくなった

元会社の後輩が教えてくれた仕事を打ち切られた本当の理由が、もう、リアルで、原因の先輩に対して憎悪の念を抱く…けど、先輩の立場で考えると気持ちも理解ができないわけでもなく、何もミライ先生だけに起こりうる話じゃないなぁと考えさせられる章です。
落ち込んでそのあと振り返って、もっとがんばりたい、このまま終わるのは絶対にイヤっ!!と奮起するミライ先生を見て、別の章で初めて商品が売れたときと同様、ちょっと涙が出ました…。

【金言】
生き馬の目を抜くつもりが、えぐられた

第2章のサブタイトルなんですけどね。
仁義的にどうなのと夫イチローさんが引くぐらい、ミライ先生はしたたかな作戦に出ようとしたのですが、会社側もちゃんと対策を取っているわけであって…人生は闘い…。


Kindle版:起業したらたった半年で行き詰った

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