自己啓発

勝間式 超コントロール思考

【著者について】

経済評論家の肩書をお持ちの勝間先生。なりたい自分になるための教育プログラム「勝間塾」、五反田にキッチンスタジオ「クスクス」、麻雀のプロ資格取得、船舶免許お持ち、家電選びもお得意で、その家電を使っての家事も人気。本も出版・翻訳本も手掛ける。様々なことが出来るすごい先生です。

【ざっくりとした内容】

ネガティブに捉えられるケースが多い「コントロール」という言葉がこの御本のテーマです。しかもそのコントロールに「超」まで付いています。

「コントロール」=「コントロールされるのは嫌だなぁ」というイメージがありますが、私の中で既にコントロールに対して「されるのは」と受け身なのですよ。
周囲に流されるまま受け身で生きるのはラクだけど、しんどい。個人的にはモブという立ち位置で目立たずのんびり生きたいと常々思っていますが、モブ位置は主役級に人生を大きく左右されることが多いです。であれば、わき役としてのんびりを謳歌するために自分を主人公と位置づけ、主体となって動き、自分にとってより良い環境(私にとってはのんびり)になるように働きかけることは重要です。
自分を律する…と書くと固いでしょうか。自己コントロール法がたくさん紹介されている御本です。

【オススメの章・ページ】
序章 なぜ「超コントロール思考」が必要なのか
コントロールの最大の障害「学習性無気力」

自分の意志で行なったりコントロールをしようとしたときに上手に事が運ばなかった場合、その失敗(に見える過程)の経験が積み重なることで「私って何やってもダメ」と、できない経験を学んでしまい、チャレンジしなくなることを学習性無気力(学習性無力感)と言うそうです。
うっ…わかる…痛いほど分かるわ…私も諦めが良すぎるもの…。
得意なことを伸ばす方に注視されていますし、今時我慢や根性論はない。
効率ばかりをみると、さっと身を引いた方がもちろん効果的だと思います。
だけども、こつこつと小さな成功を積み重ねていくことで自己肯定感が上がるのも確か。

個人的な例として編物があります。学生の頃は編むことは好きでも仕上げることがほぼなく「私は編物が苦手なのだ」という思い込みがありました。何度か書いているのでご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、値段の張る編物キットが贈られたことがきっかけで、仕上げないとという背水の陣ではありましたが、結果的には模様編みの楽しさ・綴じ方を学ぶ楽しさ・編むことだけでなく使うことの喜びを知ることになります。その後のライフワークに編物が加わり、望むべきのんびり生活の一歩となりました。
初めから完璧を求めるのではなく、ハードルを下げて成功を積み重ねることの大切さを読むことができます。

【金言】
「その人と一緒にいて快適か、不快か」

第4章 人間関係をコントロールする
快適か不快か

人間関係において、このセンサーに素直であるべきと思います。
勝間先生は基本姿勢を誰にでも利他性をもって対応するとされていますが、その中でも搾取する人が出てきたときはその人を見極める・遠ざける方法をこの章で書かれています。
大切な人には精いっぱいの愛情・友情を、不快に思う人にはなぜ不快に思うのかを探った後距離を取る。
自分の生活をコントロールする上で重要なことです。
できているよう出来ていない、場が悪くならないように、苦手な人の顔色を見る、無理に笑う、おだてる…。
そういうことで相手はこちらが不快に思っていないと思う、またはまだまだ搾取できると思う、のですよね。自分の態度にも気を付けないと。

↓↓いつもありがとうございます。

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