【著者について】
星野先生は、フレンチから和食、エスニックなど幅広いジャンルを得意とし、作りやすくておしゃれなレシピが人気のフードコーディネーターです。
【ざっくりとした内容】
オン・ザ・ライス(ご飯の上におかずをのっける)やシチューかけごはんが大好きな人にオススメの御本です。お行儀が悪いと後ろめたさを感じつつ、家のひとりでの食事は何でもごはんにのっけて頬張る私。背徳感も相まって余計にムフーと美味しいのかもしれませんが、この御本ではオシャレに堂々とたくさんのごはんと一緒に盛られた汁物・煮物が登場です。ご飯だけでなく、パン・麺類も出てきて、総じておしゃれ。
【オススメの章・ページ】
47 豚ロース肉のオレンジマスタード煮
見た目で生クリームが入っているのかと思いましたが、白ワイン・マスタード・オレンジの搾り汁など乳化させての色合いのようです。生クリームが入ると美味しいのは分かっているのに、レシピに生クリームがあると億劫となぜか思ってしまうので嬉しいです。彩を考えてパセリライスと一緒に盛られてるのも美しい、そして私は炊き立ての白ごはんと一緒にしたい気持ち。
【金言】
具だくさんスープと煮込みがいっぱい+ごはんで食事が完成!
表紙
スープや煮込みとごはんは別盛りでも、この2ディッシュで食事は完成します。
しかもこの御本では、基本ワンディッシュ。洗い物も減るし、美味しいもの+美味しいものの相乗効果、汁物も最後まで無駄なく美味しい。
サフランライスにラタトゥイユがごろごろ、パセリライスにミートボールをごろごろ。
ガンボスープには雑穀米、牡蠣とほうれん草のチャウダーにはとうもろこしごはん。
豚しゃぶのみぞれ汁やイワシのつみれ汁には焼きおにぎりを。
ぐずぐずカスレにはバケット、鶏肉のレモンクリーム煮にはタリアテッレ。
バリエーションが豊かでどれも作りたくなりますし、ワンパターンにならないのがすごい。
おかずを沢山作らないといけない…の呪縛から解放される、手抜きなんて思わせない(人にも自分にも)ワンディッシュです。