楽天では中古しか取り扱っていませんでした…そっかもう結構前の本ですからね…。
Amazonはさすがの品揃えです。
【著者について】
山崎先生は大学卒業後、会社員となり30歳で退職、その後定職に就くこともなく20年(2011年時点だから28年?)人生を謳歌されています。
タイトルの通り年収は100万円で、内訳は親御さんの遺してくださった古マンションの賃料から諸経費を除いたもの(現在は手放し売却額で年金まで繋ぐプランに変更)。
東大経済学部卒の山崎先生、小説家を目指されていただけあって、文章が読みやすいのも魅力。
【ざっくりとした内容】
◎豊かさと節約の両立を趣味にしてしまおう
「生活の豊かさ快適さと節約のバランスをいかにとるか」を考え、様々な知恵を絞っている時間それ自体が、僕にとっては何よりも楽しく豊かな時間なのだ。
とあるように、ただの節約ではなく“豊かさ”を加えることで一層頭を使わなければならなくなるのですが、それが山崎先生の真骨頂といいますか、やらざるを得ない反面、あれこれ工夫をしないといけない生活に愛着を感じます。
豊かさの一つ、おいしい料理。
食べに行けないのなら自分で作るしかないじゃない、と作り始めてハマった山崎先生のご自慢の料理がずらりと掲載されています。
【オススメの章・ページ】
豊かさと節約の微妙なバランスをとるためのノウハウ
美味しいものを食べるためには、買い置き・作り置きをしない。
そのための、買物の仕方、保存方法、キッチン道具のご紹介は必読。
私も御本を読んで、ヨーグルトメーカーと精米機を買いましたもん…すごいですよ、初回は痺れるほど、その後もずっと食卓に満足できるので無理なく続けられる、というよりもう手放すことができない習慣に変わりました。
【金言】
無駄遣いとは無駄働きと一緒
「手間を惜しんでか、情報不足か、あるいはあえての大人買いなのか、その割高な分だけ、タダ働きをしたことになることを考えないのか、この人たちは。」
お金をかけずに生活するというのは手間も時間もかかるもの。
山崎先生は時間があるからできるのよ、と切り捨てるのではなく、そんなにたくさんの収入が必要?と自問自答することが大切じゃないかなぁと思うのです。
個々の事情は置いておくとして、お給料が下がっても自由になる時間を作った方が、生活に手をかける満足感、生活力も上がり、健康になり、手元にお金が残ります。
入れるお金よりも、出て行くお金を見直すことができる1冊です。