自己啓発

「内向型の生き方戦略」ー『社会から出て、境地を開拓する』という生き方提案

「内向型の生き方戦略」ー『社会から出て、境地を開拓する』という生き方提案
著者:中村あやえもん

残念ながら楽天では売られておらず、Kindleのみの販売です。

【著者について】

中村先生は御実家が自営業だったのもあり、幼少の頃からビジネスの現場を見てお育ちになります。
大学時代にゲームを作成し販売するビジネスを立ち上げてバイト代わりにされるという経歴をお持ちで、ほぼ年齢=スモールビジネスの経験年数というスモールビジネスの申し子です。
現在はセミリタイアされ、あえて大規模にはせずに「小さな規模で、質素でも自由を満喫しながら生きる」スタイルを好まれ、実践されています。

【ざっくりとした内容】

会社の飲み会がイヤでたまらない、大勢の賑やかな中が苦痛、いじめにあっていた、親からどうして頑張れないの、教師から根性がない、そんなことを言われたり感じたことがある人は「内向的」かもしれません。
人間を「外向的な社会維持型人間」と「内向的な境地開拓型人間」と分け、少数派である後者の「内向的な境地開拓型人間」にスポットを当てた御本です。
みんなと同じにできない…変わろうとしても変われないのは自分がおかしいのではないかと苦しんだことのある方は、いかに難しいことをしてきたかと発見でき、馴染めないタイプと思っていた外向型の人間を知ることで戦略を取る方法が書かれています。
そして同じ内向型に寄り添い・助けることも。
自身で過ごしやすい環境を作っていける、そんな可能性を見出せる御本です。

【オススメの章・ページ】
第四章 境地へ出よう
「自分の部屋から始めよう」

これはタイトル通りご自分の部屋、身近な「自由に使える、自分だけの空間」で好奇心を満たしていこうというお話。
成人した人はもちろん、お子さんをお持ちの親御さんにも是非読んでいただきたい。
お子さんが内向型、親御さんは外向型なら尚更です。

【金言】
周囲の「頑張れ」は社会維持型の自堕落な言葉

第二章 社会維持型と境地開拓型の違い
今以上に頑張らなくていい

に出てくる言葉です。
社会維持型(外向型)は平時で全力を出すことをせずに温存、境地開拓型(内向型)は平時でも全力を出す性質を持っていて、大半を占める社会維持型からしてみれば、普段から本気を出すことをしていないので誰もがみな余力を残していると錯覚。
だからポジティブな外向型は「これから本気出していこう、まだまだ頑張れるぞ!」という発想になるのですね。
この違いが分かれば、平時から全力を出している内向的な人たちが、外向型のポジティブに付き合って今以上に擦り減らす必要がないと分かります。

内向的な人の背中を押してくれる1冊です。
もし内向的な人を理解したいと思う、外向的な人は読んでみるといいかもしれません。
ただし、相当痛烈に外向的な人を解説していますし、思い当たることも多いはずなので不愉快に感じるかも(中村先生曰くストレスに強いので平気かもしれませんが)。

「内向型の生き方戦略」ー『社会から出て、境地を開拓する』という生き方提案
著者:中村あやえもん

残念ながら楽天では売られておらず、Kindleのみの販売です。

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