【著者について】
椋木先生は速読の先生。速読の第一次ブームが起こった昭和60年頃、椋木先生のご友人が速読の通信教育の教材をお作りになり大ヒットします。そのため、その受講生に向けて速読の一日スクーリングを行うことになり、ご友人が椋木先生に講師として参加しないかとお誘いになったのがきっかけという面白いエピソードが書かれていました。
人に教えるためには速読を身に付けなければならないと、お勉強を始め先生になられたのですね、ほー…。こういういろんな人のきっかけを知れるのが楽しいです。
【ざっくりとした内容】
まさに速読の方法。私は比較的読む速度は早いと思いますが、この御本は特に早く読めます。そこも計算しているのでしょうか、不思議。
速読を身に付ける方法がいくつも、分かりやすく紹介されています。
【オススメの章・ページ】
速読する際の重要な意識と手順
「能動的読書法」と呼ぶこの方法は、本や資料から教わる・学ぶという受動的な読書を「受動的読書法」と呼ぶとして、それをしない方法の事。最初から本を“飲み込んで”読む方法です。あらかじめタイトルやダイジェストを読んで、こんな本なのかなと予測し、ポイントを絞る方法。
推測してその通りだったら確認が、違えば「なるほど」と強く印象に残ります。
これは小さなころからやっており、家族や友人に無粋と責められることが多々あったので「間違ってなかった!」と確認できた反面、無粋な読み方であるには違いないので口にするのはやめよう…と思えた章です。
【金言】
本来文章というのは一字一句しっかりと読まなければならないと教育されてきて、その考えが染みついているからです。
第2章ビジネス速読で「自分革命」
読み過ぎるクセを取り除くカギ
読書が好きだと、せっかく人が紡ぎだした言葉を乱暴に読んでいいものかと、ずっと気になってはいるのですよ。あらためて言ってもらうと気持ちも少し軽くなりますね。
精読・熟読・速読・瞬読、得たい情報に応じて使い分ければいい、大好きな物語は熟読で、言葉のリズムが大好きな作家さんの御本は精読、ビジネス書や啓発本は速読や瞬読で。好きなページは立ち止まって熟読や精読に移りたいと思います。
↓↓いつもありがとうございます。