【著者について】
菅原先生はリハビリテーションの専門職である作業療法士。
東京都千代田区にあるクリニックの外来を担当する傍ら、脳の機能を生かした人材開発を行うビジネスプランをもとに会社を設立し、企業研修を全国で展開されています。
【ざっくりとした内容】
「やる気」や「忙しさ」とは関係のない、私たちの「脳のしくみ」に沿ったシンプルな方法で、「やるべきことにすぐ取りかかる」ための8つの切り口を教えてくださる御本です。
リハビリの患者さんの治療やトレーニングの科学的根拠を実例をあげて解説、「脳の損傷がない私たちが、どうすればより自身のパフォーマンスをあげられるか」どう応用していくかを提案してくださいます。
【オススメの章・ページ】
2章 「ひとつのこと」を終えたあと、「次」にスムーズに取りかかるには?
「脳」と「体」、うまく連携させていますか?
ここでのポイントは、動作を繰り返すうちにより正確に動けるようになる受け身のシステム「フィードバック」と、目的を達成するためにどうあるかを予測して行動を決める能動的なシステムの「フィードフォワード」の違い。
私は何となくの違いを感じつつも、混同していました。
この章では、フィードバックでは脳は意図しない方向に頑張ってしまう、ということを知ってしまいます。
うん…これやってた…結構几帳面だったり完ぺき主義な人に多いと思います。
【金言】
脳を「すぐやる」モードに変えるために必要なのは、「問題がおこらないようにする」という発想です。
序章「すぐやる人」に共通するたった1つの習慣とは?
だから、「やる気」がなくてもすぐやれる
やらなきゃ!などと奮い立たせる“意志の力”は要らないよ、あくまで「すぐやらない」「できない」状態にしないことが目的。
私たちが頑張るのではなく、私たちの脳が動きやすいように仕向けよう!という方法や対策。
自分の先入観で自分を縛っていることって多いんだなぁ…。