Kindle版:世界で一番寒い街に行ってきた: ベルホヤンスク旅行記
あまりに暑くて蒸すので、今日はこの御本を。
残念ながら楽天では売られておらず、Kindleのみの販売です。
まえだ先生は、今まで訪れた国44ヵ国という世界を股にかけるアーティスト&イラストレーター。
シニカルな絵とかわいい絵、使い分けて読みやすい御本をお書きです。
ロシア連邦のサハ共和国にある寒極(地球上でもっとも寒い場所という意味)の街ベルホヤンスク。
冬は-50℃になるその街へ仲間と遊びに行くコミック旅行記です。
本編
サクッと読めるコミック旅行記ですし、目次にもサクッと「本編」って書いてありますし…なのでオススメは本編ということで。
街を上げての歓迎っぷりに読んでいるこちらも嬉しくなってきます。
年間訪れる外国人は10~15人、まえだ先生が行かれた時点で日本人は歴代11人目。
主食はヤクート馬(どさんこ系のでっぷりしたお馬さん)、ワイルドなベルホヤンスクごはんに、おなかの弱い私は震えながら読みました。
あと、案内役のガリーナ先生がかわいいです。
いちばん喜ばれたお土産は、サハ共和国のことが書かれてある「シベリア追跡」。
椎名誠先生…本当どこへでも行ってらっしゃる、そして喜ばれている。
冬が「生命力」というポジティブなイメージで、夏が「死」というネガティブなイメージ
寒さは巨大な雄牛という伝説があって、その生命力は角に集まり冬に大きく強く、春になると角を1本ずつ無くしていき、夏には死んでしまう。
夏は6~7月のベルホヤンスクは、それでも最高気温30度を超える日もあるそう。
川へ泳ぎに行ったり、日光浴、お祭りや儀式があり、人も動物たりもつかの間の夏をエンジョイしている様子が写真で掲載されています。
だけども、それ以外の長い時間は永久凍土の寒極の地、寒さを受け入れて生活しているのが伝わります。
といっても北海道みたいに、外は寒いけど室内は寒さ対策ばっちりだからTシャツ一枚でアイス食べる方式。
寒い地の室内は、東京の冬より快適に違いないわ。
Kindle版:世界で一番寒い街に行ってきた: ベルホヤンスク旅行記