【著者について】
経済評論家を始め、たくさんの顔を持つ勝間先生。TVにもよく出られているのでご存じの方も多いのではないでしょうか。私が勝間先生を知ったのもTVで、もうずっと前の事ですが電車では効率が悪いから、ナビ代わりにスマホを取り付けた自転車で都内を移動するというスタイリッシュさに驚いたものです(当時は通勤に自転車を使うことは今ほどメジャーではなかった)。最近では五反田に「クスクス」というキッチンスタジオをオープンさせたそうで、さらに活動の場を広げてらっしゃいます。
【ざっくりとした内容】
食事に特化したライフハックを詰め込んだ御本です。日常生活のライフハックには詳しいのに、食生活をあまりにおざなりにしている人が多いと勝間先生。理論編と実践編に分かれて構成されており、どちらから読んでもいいようになっています。今まで料理をしてこなかった人・料理が苦手だった人が、最新の家電を使って簡単に自炊ができて健康もパフォーマンスも向上できたとあって、初期投資と家電を使いこなすまでの努力は必要ですが、挑戦したくなる食事ハックです。
【オススメの章・ページ】
第3章 食事ハックは人生の生産性を上げる
食事ハックの基本は簡単でおいしいこと
ここでのテーマは「外食よりもおいしくする」こと。とはいっても難しく時間がかかるのでは長続きしませんから、いかに簡単にするかを教えてくれる章です。
調理器具や食材を取り出しやすいように容量や導線を考える、凝った料理ではなくシンプルに簡単に安く、家電がしてくれる調理の微調整で素材の味が生きておいしく感じ、お通じ改善、睡眠が深くなる…など細かく説明されています。
【金言】
お店も自分が指定できるときには、なるべくビュッフェのような自分で食べるものを選べるところにしています。
第8章 すぐに実践したい食事ハック集
勝間式外食の考え方
勝間先生は現在ヴィーガンでもあるので外食の際はヴィーガンレストランでも指定するのかしら?と思っていたのですが、ヴィーガンレストランは量が少なくて値段が高いから行かないのだそうです。また、ビュッフェだと自分の食べたいものだけ、相手にも好みを押し付けなくて済むとあり、なるほど納得…と思ったのでした。
ビュッフェだから元を取ろうと沢山食べがちで、あまり食べられないと損した気分でいましたが、逆に体調に合わせた量を調整でき、好きなものや体に合うものだけを食べて、スイーツも一口サイズと小さいしフルーツだけも可能、時間制限があるので(この方がメリハリがついていい)、食事が早く終わったならお茶をゆっくり…うん、ビュッフェありですね。