【著者について】
Sanna(サナ)先生は出版社勤務を経て、フリーライターに。これまで訪れた国は約65か国。雑誌・ガイドブックなどにグルメや街歩きのほか、輸入住宅の記事を書かれています。人物のインタビューも行っていらっしゃいます。
【ざっくりとした内容】
バルト海の東側、バルト三国はエストニア・ラトビア・リトアニアからなります。
森と湖に囲まれた自然豊かな国々で、中世の街並みを残しつつ、マイスターたちの手工芸品の数々、そして個性的でかわいい小物も沢山。
そんなバルト三国に暮らす人々は、素朴で温かく、歌と踊りを愛しています。
今と昔が交差する、そんな魅力的な国々を紹介する御本です。
【オススメの章・ページ】
60~63ページ
エストニア 手しごとを愛する人たち ハープサルレース
ハープサルレースについての特集です。
ヌプと呼ばれる玉のようなものが編み込まれているのが特徴で、これは機械編みでは作れず、ハンドメイドの証。
最高級のショールはリングを通り抜けるほど繊細で柔らかでなめらかなのだそう。
木や草花のほか、何百種類のモチーフがあるだなんて、編物好きにはたまらないだろうなぁ。
私はタブレットで読んだので、限りなく拡大して、レースのモチーフを観察しました。
電子書籍のメリットですねぇ、うっとり。
【金言】
ミトンには、太陽神や馬屋神、井桁などラトビアの伝統文様が編み込まれているものが多い。家族の幸せや厄除けなど、願いが込められているそうだ。
125ページ
ラトビア 手しごとを愛する人たち
ミトンを編むのが好きな私にとって、この文様を読む解くことが出来たらどれだけ胸が躍るだろうと思ってしまった。
もしかしたら図書館にそういった本があるかもしれないから、今度探しに行ってみよう。