【著者について】
豊かでシンプルなイギリスの家庭料理を作ってほしい、その魅力をお伝えしたいと砂古先生。その思いでひたすら古書を読んだり、イギリスのご友人にお尋ねしたりして試作を繰り返したとのこと。
NHKの朝ドラ「マッサン」でスコットランドの料理・菓子の制作指導をご担当されていました。
【ざっくりとした内容】
物が豊かになった現在においても、昔ながらの知恵やレシピは家庭に息づいていることを御本にまとめてらっしゃいます。
イギリスでは最小量の塩・胡椒で味付けをし、テーブルで各自好みの味付けをするスタイルが一般的。これが味がしないとか美味しくないと言われる所以ではないかと砂古先生。
ここで紹介されているレシピは、美味しい味の加減をしてくださっているので、どうぞご安心を。
【オススメの章・ページ】
27ページ サンデーロースト
この記事を書いているのはサンデーではない、大型台風がやってくる土曜の朝。スーパーでは水もパンも総菜もカップ麺も売れ切れ、でも冷蔵庫・冷凍庫の中はいかに腐らせないかということが流れてきます。
もし災害対策はできることはした、あとは家でじっとしておくのみ、やりたいこともないし不安を抱えている…なんて人がいたら、料理をしておくのも手かもしれません。
オススメのページはサンデーローストについて。イギリスで多くの家庭は日曜は休息の日、忙しく労働をせずゆっくりと過ごすとされています。
本日はサンデーでもないし、ここはイギリスでもないけど、不要不急の外出も控えないといけないし、どのみちご近所のスーパーにはもう商品がない。
強制的におこもりしなければならないのであれば、電気も水も通っている時間に、家にあるもので美味しいものを作ろうではありませんか。
傷むのを心配するくらいなら、冷凍庫のお肉は焼いておき食パンも解凍、ゆで卵を作り、サンドイッチにする。
人参もたくさんあるからキャロットケーキを焼こうかな、スコーンもいいかも、冷凍保存しているジャムもあるし問題ない。
不安に増して味気ない食事で一層ライフを削られるのであれば、お料理はやる価値あります。
【金言】
「イギリスでおいしいものを食べたければ朝食を3回とればよい」
9ページ フルブレックファースト
作家ウィリアム・サマセット・モームの言葉。
フルブレックファーストには、スクランブルエッグなど卵料理、ベイクドビーンズ、ハッシュブラウン、焼ベーコン、焼トマト、トースト、など見慣れたものが多く、おいしそう。
ただ、ブラックプディング(豚の血を使った腸詰)は難しいかも…マーマイトは嫌いじゃないけど。そして何よりもミルクティ。
↓↓いつもありがとうございます。