金木犀の香り。
子供の頃は匂いが強くて、そこまで好きではなかった記憶があります。
なのに、嗅覚が衰えたのか、年齢がそうさせるのかは不明ですが、今年は芳しく感じ、わざわざ香りを浴びに散歩へ出るほど。
朝からオーブンの前でそわそわする猫。
昨晩りんごを加熱して汁気を切って冷やしておいたものと、冷凍パイシートを使って簡単なりんごパイです。
焼いている間に庭へ出て金木犀の花を摘む。
烏龍茶ではなく、紅茶をブレンドして桂花茶のように。
湯気の立つ焼きたてりんごパイは、冷ましておきます。
金木犀は摘んだあとに水洗いし、キッチンペーパーの上に広げておくと水気はきれいに取れます。
それらを提げて、雨上がりの井の頭公園へお散歩へ行こう。
歩いてしばらく。
桂花茶とりんごパイで朝ごはんです。
今朝の井の頭公園は、薄暗い曇天で、ひんやりとした湿度で、池の周りは足元は悪く、鳥は変わらず賑やか。
訪れた事はないけど、私の想像するイギリスのようで心地が良かったです。
公園内は金木犀の香りに満ちていました。
**おまけ***
庭の金木犀は手の届く範囲は摘みつくし(高い場所にたくさん咲いている無念)、アパートの共有スペースからも追加で少し頂きました。
葉蘭を摘ませてもらったり、温室に植物を入れさせてもらったり、大らかに住まわせてもらっています(許可済み)。
お花と茶葉を合わせてラップなどで密閉して数時間置くと、茶葉にも香りが移りいただく時に香りを何倍にも感じます。