【著者について】
つづ井先生はオタクの腐女子のアラサー、個性豊かなお友達と毎日楽しく、それは楽しく暮らしてらっしゃいます。
腐女子のつづ井さんというシリーズ物の前作があります。
【ざっくりとした内容】
情報の少なすぎる俳優さんのファンになったため、情報収集に大変なご苦労をされているつづ井先生の日々を綴ったコミックエッセイです。
仲良し5人のお友達(すべて何らかのオタク)と全力で遊び、それぞれのご贔屓(推し)の趣味に理解を示し、だからといっていつもべったり仲良し小好しというわけでもなく、それぞれがそれぞれに邁進しているのが実に清々しいです。
【オススメの章・ページ】
第Ⅰ章 裸一貫!つづ井さん
大いなる挑戦
最近異性と話していないつづ井さんとオカザキさんが街コンへ行くお話です。
このままだと…と女性特有の焦りを感じつつ意を決して街コンへ参加、二人は頑張って話します。
無事に終了し、異性と話せたと達成感でいっぱいの彼女たちが、ぎゅっと抱き合うシーンで心がほどけます。
背後ではね、次どこへ行く?ってお誘いを受けている子たちもいるのに、つづ井さんたちったらあれだけ話せたらもうしばらくはいいねって、家で飲み直すことにしてるんですよ。
寂しいとかとんでもない、幸せって人の数だけあるんだな。
【金言】
何にも 心に響かん
何せ私は 推しから年賀状が 来た女やから
第2章 推させて!つづ井さん
年賀状事変
私はつづ井さん程、誰かに夢中になったことはなく、いつも心で良いなぁと思いつつも“適度”な好きしか体験したことがなく…ここまで人は強くなるのかと羨ましく思いました。
職場で理不尽な叱られが発生しようとも、よく分からないアドバイスをされようとも、
通り道の真ん中で若者たちが騒ごうとも、
なんか…自己肯定感がすごい 何があっても「私 推しから年賀状が来たしな…」で終了させられる 推しから年賀状 人生に効く…
とのこと。
心にでっかい余裕ができて、募金、献血、善いことをするようになるんですよ、すごい。